今回は輸入リサーチに必須ツール、Keepaの使い方について解説します。
Keepaを使うとAmazonにおける商品の過去の販売実績や販売価格がわかるだけでなく、希望の商品を細かく条件で絞り込める機能も備えている、Amazonセラーにとって欠かせないツールです。
この記事を見ていただくとKeepaのこんな機能を理解できます。
✅商品のトラッキング
✅商品の売れ行きを把握
✅出品者の増減、新品と中古品の確認
✅ランキングやカテゴリーをカスタマイズして検索
まずkeepaのアカウントを作成しないといけません。まだの方はこちらの記事をご覧ください。
①商品のトラッキングができる
KeepaにはAmazonの商品の価格が事前に登録しておいた希望の価格に達すると通知をしてくれるシステムがあります。
欲しい靴があるんだけど5000円以下で買いたいなあ
Keepaです。5000円以下になったよ!急げ―
こんなことができちゃうんです。実は日本だけでなく海外のAmazonの価格にも有効なツールなので、仕入れにも使えるシステムです!
ただKeepaを使ってるセラーさんはみんなやってることなので出品者が増えて値崩れしてしまう可能性もあります。その辺は要注意ですが使える機能ですね。
トラッキングはAmazonの商品ページから行います。Amazon商品ページのKeepaの画面から説明していきます。まず下の画像を見てください。
画像左上の赤い枠内の「商品のトラッキング」をクリックすると・・・
このような画面に切り替わります。この画面で価格やコンディションを入力し登録していきます。赤い枠で囲った数字は以下の通りです。
①AmazonFBAの新品価格
②AmazonFBAもしくは自己発送の新品価格
③AmazonFBAもしくは自己発送の中古価格
まずこの価格を決めます。何ドル以下なら買うかを入力します。
④トラッキングを監視する期間を選びます。1年で選んでおけば無難です。
⑤すべての入力が終わったらトラッキング開始🔔を押して登録完了です。
気になる商品があればガンガン登録しておきましょう。登録した商品は右上の⑥の「トラッキングを管理する」から確認できます。
②商品の売れ行きが把握できる
Amazonのすべての商品にはランキングがつけられています。1時間ごとに更新されているのですが、Keepaではこのランキングを波形で表しています。実際の画面で確認してみましょう。
これがKeepa有料版の実際の画面です。左右が時間軸、上下はランキングを表しています。
3つグラフの枠がある中で一番上の赤い枠で囲っているグラフを見ると一番右に緑の枠で囲っている●売れ筋ランキングという文字があります。
矢印の先にある緑の波形、これがランキングの波形です。
青い枠で囲んだ中の波形は下に下がらず上に上がっていますね。この間はランキングが下がっていることを示しています。波形が下に下がる瞬間に売れていることになります。
つまり波形のギザギザが多いほどよく売れている商品と判断できます。
Keepaを見ると商品の売れ行きが把握できるといえます。
③出品者の増減、新品と中古品の出品価格がわかる
リサーチをする上でライバルの数とコンディションの把握は必須ですね。ライバルが何人いるか、いくらで出品しているか理解するのも重要です。
先ほどとは違う商品のKeepaの画面で解説します。
図1
右側で赤い枠で囲んだ●Buy Boxとは新品のFBA出品のことです。グラフはピンクの線で表されています。直接のライバルですね。
新品は青い線なのですが●Buy Boxと同じなので重なっています。違う画像で見てみましょう。右側の●新品にマウスを合わせると・・・
このように新品出品の価格の変動がわかります。ここ3か月のデータでは最低価格は17800円、現在価格は25977円です。
4/9に価格が下がりましたがすぐに戻り平均価格は25000円くらいです。
さて中古の価格はどうでしょうか?
中古の価格はなぜかとても高めに設定されています。
図1のランキングの波形(緑色)を見るとギザギザ波形が動いています。中古が新品より高くて売れる可能性はほとんどありません。このグラフからみると新品が良く売れている可能性が高そうです。
最後に出品者の数をグラフで見てみましょう。
図4
青色の線と黒色の線があり、たまに上下にギザギザ動いています。それぞれ青色が新品の出品者、黒色が中古の出品者の数の波形です。
赤い枠で囲んだ2か所に新品アイテム数6、中古アイテム数1とあります。これはある時点での新品の出品者の数と中古の出品者の数を示しています。
やはりこの商品は新品アイテムが売れていることがわかりました。
④ランキングやカテゴリーで絞り込み検索ができる
KeepaにはProduct Finderという検索機能があります。この機能を使うと自分の探している条件に全て当てはまる商品が検索できます。
これはKeepaがAmazonのビッグデータを持っているからこそ成しえる機能です。使いこなしてガンガンリサーチして行きましょう!
まずはKeepaのトップ画面からスタートします。
トップ画面の上部真ん中当たりの「DATA]をクリックします。
すると次のような画面が表示されます。
左上赤い枠内の「Product Finder」をクリックします。
下の画面がProduct Finderのトップ画面です。
Product Finderのトップ画面をスクロールすると入力項目がたくさん
あるのがわかると思います。検索カテゴリーは次の通りです。
Sales Rank & Price Types
ここではランキングやコンディション別の絞り込み検索ができます。どんな検索ができるかというと、
✅売れ筋ランキングで検索(何位から何位と細かく設定可能)
✅コンディションで検索(新品・中古・再生品ほか細かく設定可能)
✅価格を範囲で検索(1円単位で範囲を細かく設定可能)
✅過去30日、90日、180日の価格平均、価格変動率で検索
✅在庫切れ、過去最安値を検索
このように幅広く検索できます。素晴らしいですね!
Title, Brand and more!
ここでは主にカテゴリー検索がメイン項目です。例えば家電を探したいとか、どのメーカーを調べたいとか、自分が出品したい商品、得意な商品を絞り込むことができます。
✅Root category(カテゴリーを選択)
✅Sub categories(サブカテゴリー)
✅Text fields(検索したいワードを入力)
✅ブランド、色、サイズなど選択して検索
ここまで来たら大体絞れてきましたね!
Offer Counts
出品者の数で絞り込みをかけます。日本語だと現在価格とありますが、入力する数字は「出品者数」です。
ライバルの数を知りたい時に検索を絞ると仕入の目安になります。
Refine your search even more!
最終段階ですね。ここは本当に細かく絞る項目なので絞りすぎると商品が全く出てこない可能性もあります。
✅Seller ID(セラーのIDで絞り込む)
✅Product Type(商品の本体があるかデータのみか)
✅Variations(色やサイズの種類がある商品か)
✅Last Price Change(最近価格が変化した日付)
✅Tracking since(価格履歴がいつから反映されたか)
他にもまだまだありますが、正直使わなくてもいいかなと。これ以上絞らなくても商品は出てきますし問題ないですね。
⑤Product Finderでリサーチ
ではProduct Finderを使って実際に商品を検索してみましょう。条件の設定が必要なので順番に設定していきます。
商品価格が30000円以内で
売れ筋ランキングは50000位以内
最近90日の平均も50000位以内
ランキングが5%以上下がってて
FBA新品出品の商品いくつあるかな?
売れ筋ランキングは50000位以内
最近90日の平均も50000位以内
ランキングが5%以上下がってて
FBA新品出品の商品いくつあるかな?
まずこの条件を入力していきます。次の画面を見てください。
①の赤い枠がランキングの入力欄になります。
②現在価格(ランキングのこと)のtoの欄に条件50000位以内の入力
③90 days avgは90日平均を入力するので条件50000位以内を入力
④一番右の90days drop%は「90日以内ランキング下降率」のことなので「5」を入力でランキングの絞り込みは完了です。
次に⑤の赤い枠ですがAmazonによる配達がFBA新品出品の欄になります。⑥現在価格のtoの欄に条件30000円以内の入力
全て入力し終わったら⑦FIND PRODUCTSのあたりを見てください
検索結果は・・・
204682個がヒットしました。まだまだ絞れそうですね。次にカテゴリーと検索ワードを入力します。
カテゴリーは家電&カメラで
キーワードは「並行輸入」、
エレクトロニクスで探してみよう
キーワードは「並行輸入」、
エレクトロニクスで探してみよう
①のRoot categoryがカテゴリーの選択、プルダウンで選びます
②のText fieldsに検索ワード「並行輸入」を入力
③今回はProduct Groupで絞り込みます。エレクトロニクスを選択
全て入力し終わったら④FIND PRODUCTSのあたりを見てください
検索結果は・・・
14個がヒットしました。
少ない・・・
ちょっと絞りすぎましたが今回はこれで行きましょう。もう少し候補が欲しい時は条件を緩めて検索するといいです。
先ほどのFIND PRODUCTSをクリックすると商品画面に移ります
14個の商品が出てきましたね!これが全て利益商品になるわけではないですが、先ほど説明したKeepaの見方で一つ一つリサーチすれば必ず見つかります。
あきらめずに次々検索していきましょう。
結論
Keepaの有料プランはめっちゃ使える!
いかがでしたでしょうか?長くなってしまいましたがKeepaが本当に優秀なツールだとわかっていただけたと思います。
Amazon販売を考えているなら、ここは必要経費なので有料プランでガンガンリサーチして行きましょう!
利益商品はリサーチすれば必ず見つかるわけじゃないのでなかなか見つからない時はテンション下がることもあります。
ただ商品の新陳代謝は必要ですし、リサーチを続けないといつか売り上げが頭打ちになってしまうので、継続してリサーチを頑張っていきましょう。僕も頑張ります!
みなさんのお役に立てるブログになるよう定期的に更新して
いきますので、これからもよろしくお願いします。
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